分子計算研究会のみなさま、 東工大の山村です。下記のように講演会を企画しました。細胞内の触媒反応の統 計物理がテーマです。会場等の都合で21世紀COEの主催となっていますが、 参加自由ですので、ご興味のある方は是非どうぞ。 #講演会後に飲み会も企画しております。 日 時: 2008年5月8日(木) 17:00〜19:00 会 場: 東京工業大学すずかけ台キャンパスJ2棟16階1601号室 費 用: 無料(参加申込みは不要) 講演内容: (1)「触媒反応を含む非平衡物理現象のモデル化」 ソニーCSL 高安秀樹 時間の方向性のあるような非可逆な現象を統一的に記述する物理学はまだできていません。ここでは、触媒反応を例に挙げ、そこで起こる動的な相転移現象など非可逆な様々な複雑な現象をどのようにモデル化して解析するかを紹介します。 (2)「複雑なシステムが生み出す時系列の解析方法」 知能システム科学専攻 高安美佐子 複雑なシステムは、定常と非定常のはざまにあることが多く、時系列解析も容易ではありません。インターネットの中のパケットの流れの密度の変動に注目し、時系列データから背後で起こっている動的現象を推定する方法についてお話します。 なお、21世紀COEのアナウンスページは http://www.absss.titech.ac.jp/event/project_0.html#116 -- 山村雅幸 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 〒226-8502 横浜市緑区長津田町4259 メールボックスJ2-51 Tel/Fax 045-924-5212